テクテク品谷山・廃村八丁

平成11年8月22日 佐々里峠より品谷山・廃村八丁 晴れ 平成13・5作成

佐々里峠を昼頃通るといつも車が多く駐車していて疑問に思っていたが今回解明する。
週末になると近くにある手造りの小屋に来る男性(僕よりは年配者)と会う。巨大杉を見つけた人で案内をしているらしい。次回来ることにして大体の位置を教えてもらう。

8:07佐々里峠〓8:40〜45ピークの分岐〓9:15〜27品谷山〓10:30廃村八丁〓10:38〜12:00四郎五郎谷・刑部滝分岐〓28〜30四郎五郎峠〓40同志社大学自然環境研究小屋(刑部谷・ダンノ峠分岐)〓13:04〜13ダンノ峠〓13:44〜48ピークの分岐〓14:23佐々里峠

佐々里峠から約5m京北町側に降りた所に左・広河原、右・峠谷の標示があり、左下の林に男性の小屋が見えるが、右の峠谷へ登ると無線反射板がある。今日は佐々里峠から歩いているので初めから稜線歩きだ。
道端にはナツエビネが咲き、時々見晴らしの良い稜線になり小野村割岳・蓬莱山・北山の山々、そして芦生の山々が見えたりする(帰りには日本海の一部が見る事ができた)。また古木の芦生杉も時々見られたが暑い尾根歩きになってきた。八丁渓谷の涼しさを期待して歩く。

 やがて開けた分岐点のあるピークに着く。左、峠谷・ダンノ峠へだが、この道は帰りにダンノ峠から登る登山道だ。直進して尾根道を歩くとブナ等がある樹林に入る。杉の木が多く見かけるようになると品谷山頂上881m)に着く。

展望は効かない品谷山頂上から下山。広葉樹になった尾根道を下って行くと尾根は広くなり踏み跡が分り難くなるが尾根を見失わないように目印を捜しながら降りると品谷峠に着く。
左折してスモモ谷を下ると今回の山行で一番美しい自然林の登山道になる。

杉林と石垣が見え出すと廃村八丁に着く。刑部谷と合流し渡渉すると三角形のトタン小屋に出てくる。渓谷を見ながら四郎五郎谷・刑部滝分岐まで行く。

前回とは逆に四郎五郎谷を登る。谷が広くなった所にある巨木のトチの木を通り過ぎ、少し奥で右手の稜線に取り付く。つづら坂を登り四郎五郎峠を越えて同志社大学自然環境研究小屋(刑部谷・ダンノ峠分岐)に出てくる。

ここからは緩やかな上り道になるが日が差し込むことが多くなる。地図では峠谷から佐々里峠への道があるように示されているので注意しながら歩くが分らずにダンノ峠に着いてしまう。でも峠に分岐があったので一安心して休憩する。

ダンノ峠で左折して杉林と自然林の境を登る。始めは木陰だったが段々暑くなってくる。
やがて朝のピークに着き、小さなアップ・ダウンを繰り返して佐々里峠に着く。

誰にも会わなかった山行だったが、峠には車が十数台ほど駐車していた。

峠で帰り支度していると僕らと違う方向から数十人降りてくる。登山者とは違う身なり。話をすると巨大杉を見学に行って来たとか。「屋久杉ぐらい?」と聞くと、ここの杉は元気があると言っていた。地元の案内人は『縄文杉』と言っていた。

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