テクテク廃村八丁

廃村八丁 刑部滝 同志社小屋前 四郎五郎谷出合サルノコシカケが寄生

平成11年8月8日 ソトバ峠より廃村八丁 曇り時々晴れ 平13年5月作成

先週、姉夫婦が歩き「涼しかった」と。避暑地に行く感じで僕らも行くことにする。
R9から八木で右折してR477へ、遠回りだが、一度走ってみたかったので今回の道路を走る。井戸で左折、小塩からは地道の林道に入る。谷沿いに登山口を気にしながら走ると、沢に朽ちたハシゴ状の小橋がかかり手前に小さな道標が立っている。車をUターンさせて道路端に駐車する。

5:50自宅〓7:50ソトバ峠への登山口〓8:40〜45ソトバ峠〓9:20廃村八丁〓10:04〜11:30刑部滝?〓35刑部滝(本物)〓58ダンノ峠〓12:11四郎五郎峠〓40刑部谷出会〓50〜13:10廃村八丁〓13:45〜14:00ソトバ峠〓26登山口

 小川を渡るといきなりの植林の急登だ。休憩しようかと思う頃、雑木林に変わりお地蔵が道端にあった。ここから5分ほどでソトバ峠に着く。涼しい風が通る峠で汗が引くまで休憩する。ソトバ山に登る登山道があるが、展望が効かないらしいので止める。

峠からは見通しの良い落葉高木林のババ谷を緩やかに下って行く。涸れていた沢が段々と水量が増し、右手にお墓が見えてくる。清閑なこの地でどんな思いで、眠っているのだろうか。お墓を過ぎると平坦な広場になり前方に今にも倒れそうな家屋が見えてだし廃村八丁に着く。

ここから刑部谷に入り緩やかに登って行く。スモモ谷出合いの所に三角形のトタン小屋がある。このあたりに土蔵跡があったのだろうか今は地面に痕跡が僅かに残るだけだ。のんびりと清流沿いに歩く。石垣で整地された家屋跡のところには今は杉が植生されている。狭い土地に数件家屋があったと予想していたが、かなり広そうだ。やがて小高い所に鳥居が見えてくるがお参りせずに清流に出て休む。

廃村の出口にお地蔵さんがあり、少し先で左岸に渡る。段々と谷は狭くなり渓谷らしくなってくる。朽ちた橋を渡り進むと左に四郎五郎谷に出合い更に行くと今日の目的地、刑部滝に着く(違っていた)。落差は少ないが食事するにはいい所だ。下流に目をやると自然林と渓谷が美しい。

食事をしながら、ジーとしているイワナと睨めっこする。小石を投げ入れると、どこかに隠れてしまった。
細君は昼寝し始める。暇なので地図を広げ近辺の地形を調べると、刑部滝は二股になった川の左になっている。間違っているようだが『京都府の山』に紹介されている写真の滝と同じだが・・・。細君を起して、もう少し上流に行くことにする。

滝の右岸の崖沿いに朽ちた長い木の橋が渡してある。出来るだけ左の岩に足を掛けるようにして登るが、下から見ていたよりしっかりしている。上部に上がると二股に分かれ刑部滝があった。落差は大きいが休憩するには下の滝の方が落ち着ける。
刑部滝から戻る予定でいたが、四郎五郎谷に周ることにする。刑部滝の右隣にある谷に入りロープが付けられた個所から5分ほど登るとシャクナゲが茂る尾根を越し降りたところが広場で、大きなトチの木と同志社大学自然環境研究室小屋があるダンノ峠・四郎五郎峠分岐だった。折り返すようにして谷沿いに歩き四郎五郎峠へ。

途中で本谷と分かれて右折、溝になった小さな谷に入り植林内を登りきった所が四郎五郎峠峠を越すとつづら坂を下り四郎五郎谷に出合う。ここも広場になっておりトチの木の巨木がありサルノコシカケが寄生している。
四郎五郎谷を下る。危ない所も無く、誰もいない静かな谷だ。やがて刑部谷出合い、右折して朝の道を戻る。廃村でコーヒーを飲み、セミシグレが鳴くババ谷を登り始めると汗が出始める。ソトバ峠からは夏の暑さを感じるようになってくる。

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