テクテク鷲峰山

多宝塔と本堂 最高峰にある宝篋印塔

平成16年6月6日 A鷲峰山(じゅぶせん) 682m 曇り

 朝4時ごろ雨音で目が覚める。今日は山行中止と決めて寝るが浅い眠りが続く。9時ごろには曇っているが明るくなってきたので何処かに行くことにする。
 ハイキングの本を持って車に乗り見晴らしの良い場所から雨が大丈夫そうな所を選び今回の山に決める。しかし一度登った山なのだが道に迷い宇治茶の本場である茶畑でウロウロする。前回の登山口が分からず逆から往復することになる。

11:10湯屋谷バス停〓27茶宗明神社〓12:18林道出合〓25一等三角点〓43金胎寺本堂・多宝塔〓12:48〜13:18空鉢の峰・鷲峰山最高峰〓14:30湯屋谷バス停

 湯屋谷バス停横の会館の駐車場に車を置かしてもらい、バス停左の狭い谷間を歩き橋手前で右に行くと集落外れにある茶宗明神社に着く。
本殿前から小川を渡ると山道に入ると迷う所も無く林道出合(金胎寺・一等三角点分岐)に着く。左折して、無線中継所から東へ100mほど登ると一等三角点があるが杉が成長して比叡山・琵琶湖は望むことが出来なくなっていた。

 林道出合から更に100mほど林道を歩き左の山道に入ると金胎寺本堂・多宝塔(重要文化財・鎌倉時代)に着く。
多宝塔横より鷲峰山最高峰・空鉢の峰に登り宝篋印塔(重文・鎌倉)で食事する。 往路を戻る。


平成11年3月28日 鷲峰山 682m 平成13年2月作成

金胎寺 行場めぐり 一等三角点より琵琶湖が望めた。

 ガイド【京都府の山】

8:05枚方〓55登山口〓9:18休憩小屋〓56東海道自然歩道合流〓10:26〜12:15金胎寺こんたいじ・行場めぐり〓12:25〜13:08空鉢からはちの峰・鷲峰山最高峰〓28〜33一等三角点(釈迦岳)〓14:55湯屋谷バス停〓10分程よもぎ採り〓15:35着

R307、バス停『維中前』の先で右折し、すぐ左折して橋を渡り、大道川沿いに行くと大道神社、向かいに信西入道塚がある少し先に駐車スペースがあったので置かせてもらう。大道神社から300mほどで登山口がある。石柱が2本あるが崩した字体で刻まれているので読めない。『左・・。右・・』とあるが鷲峰山のことだろう。舗装道は左に伸びているが帰りここから戻ってくる。右の地道に入る。

 山道に入ると参道とは思えない。溝のような岩に苔むした道がしばらく続く。支尾根の肩に出ると老巧化した休憩小屋がある。日が当たる林道に出ると展望も良くなり高度を増すと更に良くなる。我が町枚方、交野山、生駒山、六甲山、京都西山等などが望めるが霞んでいる。
東海道自然歩道と合流すると開けた場所からは大和富士の額井岳・戎場山が望まれた。

金胎寺に着く。早速リュックを預けて行者めぐりをする。平坦な道を行くと南方面が開け、室生・額井岳・金剛山等の山々が望めた。道脇には黒文字の木が黄色い花を咲かせている。やがて谷底まで急坂が続く。『東覗・西覗』と岩盤があるが展望は効かない。三点確保とお尻も時々地面に付けて降りる。『胎内潜り』岩は潜ると落差10mぐらいの『千手の滝』に降りてきて「ホッと」する。下流へ今度は先ほどより落差のある滝があるが、名前判らず。
登りにかかる。急勾配の岩盤・クサリ場などがあり、高い所が苦手な人にはお勧めできない。一番難儀したのは高さ3m弱の垂直の岩を登るときだった。立て札に登り方が書いてある。先に何とか登り細君のうしろ襟を掴んで引き上げる。予想以上に険しい行場で時間がかかった。

 金胎寺に戻ると多くのハイカーがいた。山門を出ると標識があり、標識に従って階段を上ると多宝塔(重要文化・鎌倉時代)がある。横を通りササ道を登ると鷲峰山最高峰・空鉢の峰に着く。宝筺印塔(重要文化財)のある広い頂上だが展望は効かない。木々に囲まれているが琵琶湖からの北西風が吹く。風を避けるようにして昼食にする。

 三角点のピーク(釈迦岳)へ、空鉢の峰の北東に踏み跡があったがガイドブックに従って多宝塔まで戻る。多宝塔の横に本堂があり、その右横の道を行くと林道にでる。帰り道の湯屋谷分岐を過ぎ、前方に見えるNTT無線中継所へ進む。中継所の先(東)に一等三角点釈迦岳があるが鷲峰山と書かれた大きな山名板があった?
幼杉が伸びて見づらくなっているが、少し移動すると琵琶湖・比叡山・愛宕山方面、空鉢の峰が望まれた。

 湯屋谷分岐まで戻り、湯屋谷を下る。「歩き易い山道だ」と思って歩いていたが杉の倒木が山道を塞いでいる個所があった。昨年、奈良県の杉に大被害を与えた台風がここにも影響を与えていた。途中一ヶ所、道が分かれるが左へ下る。気持ちよく下って行くと茶宗明神社ちゃそうみょうに出てくる。狭い谷間の集落を下り開けた所に出ると湯屋谷バス停に着く。

朝の登山口へ、右の道路を歩くと少し先に消防の車庫と小さな火の見やぐらある。橋を渡ると道路は分かれている。左の上り道へ、茶畑の中を歩く。大道神社の鎮守の森が見えると朝の登山口はすぐだ。

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