テクテク長老ヶ岳

能勢方面から多紀アルプス 若丹尾根・野坂山地・比良山地方面
中国山地方面 青葉山 山頂にて


平成10年12月13日 長老ヶ岳 917m 晴れ 作成平成14年7月

【京阪神ワンデイ・ハイク。関西マイカー登山】

R9〜R27〜県12〜県51を走りバス停『仏主(ほとす)』に着く。バス停前の橋を渡り林道に入り駐車する場所を捜しながら走ると鳥居があり林道が3ツに分かれている。左の林道には権現谷の表示があった。鳥居の前に何とか車を止められそうだが気が引ける。戻りバス停近くの林道端に駐車する。

6:00自宅〓7:40〜50仏主-1℃〓8:40〜45 『長老ヶ岳頂上まで3,5km』登山口〓9:05あづま屋展望台〓10:10〜11:32長老ヶ岳頂上〓11:52仏舎利塔〓12:05美山町大野・仏主分岐〓15仏主峠〓28林道出合〓13:25権現谷出合〓30〜?七色の木〓13:55着

 鳥居まで歩いて来る、林道が3ツに分かれている。七色の木は権現谷方向、鳥居前の林道は下山道のマツオ谷林道のようだ。でも登りの『森林ふれあいロード』道で迷う。マツオ谷左岸に工事中の荒れた林道があるのだが道標がない。ここしか道がないので登る。大きなカーブを折り返しながら高度を上げると見晴らしが良くなり雲海に浮かぶ山並が見られるが山名は分からない。林道は霜で白くなり、霜を踏むと「サクサク」と小さな音がし、霜柱を踏むと「ザクザク」と大きな音がする。氷点下前後の気温だが無風なので山登りには丁度良い。数頭の鹿が林道を横切り白いお尻を見せて立ち去る。

道が分かれる。『ハーブ園』の標示が左にあるが登山道の標示がないので直進すると林道は下って行く。ハーブ園分岐まで戻り曲がると広場に出て小屋が建っている。ここからは仏主の集落が望める。

小屋横に『長老ヶ岳頂上まで3,5km』登山口があって一安心する。雑木林の登山道だったのだろうか?記憶が薄れてしまっている。途中にあづま屋の展望台があったが展望は歩いているときと変わらないとメモされている。更に登ると管理道路にでて、近くに休憩所がある。
薄っすらと雪が積もった管理道路を東へ、やがて頂上直下のレーダー塔が見えてくる。こんな塔があるとは知らなかった。更に2ツの鉄塔を建設中だった。他山から長老ヶ岳を捜すときには目印になるが・・。

 鉄塔から少し先に小高くなった所に山道がある。ここを数十m登ると現代風に整備された長老ヶ岳頂上に着く。一等三角点、丹波の最高峰の山頂からは360度の展望が望まれた。愛宕山・北山の山々・比良山系・若丹尾根の山々と続き、青葉山の右には霞んでいるが日本海も見えている。更に左に目を移せばピラミッド形の弥仙山・大江山・床尾山・氷ノ山・多紀アルプス・能勢の山々とグルッと一周する。誰もいない山頂で贅沢な展望が見られた。冷たい風が吹く中1時間20分もいると体が冷えて手が痛くなってくる。

 頂上を東に下山すると仏主からの林道と出合うと休憩所がある。そこには仏舎利塔があってやっと昔の面影を見つけることができた。
仏主峠へ行ってみることにする。仏舎利塔のところから尾根道を登り緩やかに下ると、美山町大野・仏主分岐に着く。左折するが、ここからが大変な道だった。ササが茂り山の斜面に付けられた道は斜めで、倒れたササと雪の上を歩くためよく滑る。分岐から10分程で仏主峠に着くが峠の面影はなかった。峠には郷土史を研究している人が書いたのか板に綺麗な文字で説明があるだけだった。峠で道は分かれる。直進が峠道だろうが、左の道を下り林道に出ることにする。途中で道はなくなるが、適当な所から林道に降りてマツオ谷を下る。

 山頂からの超一級の展望を見られたが登山道が少なく味気ない山行をして下りて来る。
七色の木を見学に権現谷に入る。カツラの大木に6種類の木が寄生しているらしいが落葉した樹木では見分けがつかない。綺麗な権現谷だったので10分ほど遡上してから車を置いている仏主へ帰る。

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