テクテク愛宕山・竜ヶ岳

清滝の紅葉 地蔵山、於ウヶ岳 竜ヶ岳より京都市街

平成10年11月22日 D愛宕山924m・A竜ヶ岳921m 作成平成14年6月

 【地図・北山T】【関西ハイキング130コース】

 昨年11月23日(落合橋→神護寺→林道→愛宕山→水尾→保津峡駅前→落合橋・資料無し)、清滝川沿いの紅葉は終わっていた。再度行く事にする。

今年の紅葉前線は遅れ気味なので昨年と同じ時期にする。嵯峨野に辺りから気温は一気に下がり、黄葉はピークを迎え写真家が寺社を背景にシャッターを押していた。落合橋を渡り保津峡駅へ行くトンネルを抜けた所にバイクを置く。

7:30落合橋5℃〓8:08清滝3℃〓8:45空也滝(くうやのたき)〓10:12月輪寺(つきのわ)道出合〓10:48〜55愛宕山神社〓11:10竜ヶ岳分岐〓11:45〜12:25竜ヶ岳頂上・食事9℃〓12:55沢〓58竜の小屋〓13:10首無地蔵(サカサマ峠)〓22尾根道〓14:20梨ノ木谷出合〓22月輪寺登山口〓15:35落合橋  17:25自宅

 東海道自然歩道を歩いて清滝川沿いに清滝へ向かう。誰もいない静かな自然歩道だが紅葉はパラパラある程度で杉が多い。でも清滝に入ると一変して、川沿いを赤く染める。表参道口に来ると人が増えてくる。表参道を登ろうかと迷ったが、5回目となれば違った道から登りたくなる。迷うような道でもないのでコースを決めずに登ることにする。 

 自然歩道を清滝川に沿って歩くと自然歩道と分かれ堂尻川沿いの林道に入る。やがて月輪寺登山口に着き、左の大杉谷に入り8分ほど登ると空也滝に着く。今日は滝に打たれている人はいなかった。底冷えしてくるので先を急ぐことにする。

滝から少し戻り、鳥居横から石階段を登ると踏み跡程度の道に目印の赤いテープがあるところから急坂を登る。林道に出て右へ行くと二股になり右の山道に入る。下からは滝音が聞こえてくるが見えない。誰にも会わない山腹の道を登ると谷間から東山方面が見え、丸太のベンチと水場がある。

やがて、つづら坂を登ると月輪寺道に出る。道標はないが、右は月輪寺へ下る。ここに40センチほどに切られた丸太が積まれていた。冬用の薪で神社まで運ぶことにしてリュックの上に載せて登る。歩きなれた道だが愛宕山の登りは何処から登ってもキツク感じる。途中、展望の効く大岩があり京都市内を一望できるが、今日も霞んで見えている。

 林道に出て左折すると数分で愛宕神社石段下に着く。参拝者の中に入って石段を上り恒例となったお札を戴く。

先ほどの林道に戻り月輪寺分岐、そして首無地蔵分岐を過ぎると、右に小高い所がある。ここを登ると展望のよい三角点があるが、今日は霞んでいるので寄らずに通り過ぎる。

ササが茂る右側を注意していると竜ヶ岳分岐の道標がある。右折して山道に入ると、なだらかな雑木林の稜線になる。戦前はスキー場だったので、見晴らしが効き、左前方には小さな谷を挟み地蔵山が見え、前方の小さなコブの奥に竜ヶ岳が望まれる。

数個コブを越して竜ヶ岳頂上に着く。展望は東方面が開け京都市街と愛宕山が望まれる。ここで昼食の雑炊を食べる。

 下山、少し下ると二股になっている。右(東)へ下ると沢までの急な下りが続く。つかめるものをつかんでシャクナゲが茂る道を用心しながら下ると沢に突き当たる。右折して、直ぐに芦見谷を右に見て直進すると林道に飛び出す。ここには竜ノ小屋が建っていた。林道を少し歩き、右にテープがある所から沢を渡って再び山道に入る。黄葉の美しい樹林箇所を通り過ぎると首無地蔵に着く。

 梨ノ木谷は以前に下ったことがあるので、神護寺へ下ろうと首無地蔵から少し登る。林道に出ると雨がぱらつき始める。大丈夫だと思うが、神護寺(高尾の紅葉)を諦めて梨ノ木谷左岸の尾根伝いに下る。しっかりした道で愛宕山を樹木越しに眺めながら殆ど平坦な道を歩く。ピーク478m手前で分岐があり迷ったが右へ、ピークを越すと又分岐があり、右へ行くと雑木林の細道となり急な下りとなる。植林に変わると梨ノ木谷の林道に下りてくる(道標無し)。林道を2分ほど下ると月輪寺登山口に着き、朝の道を戻る。東海道自然歩道と合流すると人出が多くなるが、清滝を過ぎるとまた静けさが戻る。

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