テクテク釈迦岳・羽鳥峰・水晶岳
  

庵座の滝 ガレ場、左の潅木内を急登。 白いハト峰、猫岳・釈迦岳 水晶岳にて。松尾尾根の黄葉


平成10年11月15日 鈴鹿・釈迦岳1092m〜水晶岳954m 晴れ 作成平成14年6月

【地図・御在所・鎌ヶ岳】

鈴鹿スカイライン料金所(7時より営業)がなくなり夜間でも通行できるとは知らずに信楽7℃(R307)から鈴鹿峠9℃(R1)そしてR306に入る。約11km遠回りしてバス停『朝明ヒュッテ前』の駐車場にバイクをとめる(200円)。駐車場から見える松尾尾根は赤く染まり美しい。

5:00自宅〓バイク134km〓7:20〜40バス停『朝明ヒュッテ前』7度〓8:40〜50庵座(あんざ)の滝〓9:27三段の滝〓10:25松尾尾根出合〓10:30ハト峰分岐〓10:33〜35釈迦岳〓11:00猫岳〓42杠葉尾(ゆづりお)分岐〓11:50〜12:25ハト峰・食事〓58金山〓13:15中峠〓13:38〜53水晶岳〓14:14根ノ平峠〓15:18朝明ヒュッテ着 18:30枚方

 登山口『庵座谷コース』はバス停『朝明ヒュッテ前』の横から入る。堰堤下で左岸に渡りキャンプ場内を歩くと鉄の橋があり右岸へ、キャンプ場内では道を失うことがあるが谷筋を歩く。キャンプ場を通過すると登山道になり、暫らくは緩やかな道が続く。途中で左岸に渡り谷沿いに行くと、滝音が聞こえてきて、樹木越しに庵座の滝が見えてくる。ロープの付けられた所から沢に下り少し遡上する

 登り始めて1時間で庵座の滝に着く。浮石に注意しながら腰をおろして、おはぎを食べる。崩落のためか樹木が少なくて、よく見えて迫力ある滝だった。
ロープまで戻り、庵座の滝を高巻きして急坂を登る。緩やかになるとガレ石で黄葉した明るい谷になる。見上げるとピークが見えているが猫岳だろうか?
谷が二股になる。道標に従い右の谷に入ると直ぐに三段の滝が現れる。右岸に渡り岩場を三点確保で滝上部に登るが落石には注意が必要な箇所だった。
再び涸れかけた沢を左右に渡りながら進むと谷は二股になる。ここも右に行くと急登になり、御在所岳等から見えている崩落の激しいガレ場の斜面が迫ってくる。

 登山道はガレ場を避け左へ、潅木の山腹に取り付く。稜線に出るまで木・根・岩を使ってよじ登る。松尾尾根コースと合流すると直ぐにピークに着く。360度の展望が開け、ここが頂上かと勘違いするほどだ。何処が頂上か分からない平坦な道を北へ。まもなく猫岳・羽鳥峰分岐を左に見て、暫らく進むと釈迦岳頂上に着く。

 山頂からの展望はあまりよくなく四日市方面が見渡せる程度だが、今日は霞んでいるので早々猫岳へ出発する。分岐まで戻り下る。登り返すと比較的展望の良い猫岳に着く。でも御在所岳・雨乞岳は霞んでいる。ここで食事にしようと思っていたが、通り道で食事する感じがして落ち着かない。庵座の滝で食べたおはぎのエネルギーが残っているのでもう少し歩くことにする。

見晴らしの良い稜線、抉られて少し歩き辛い道もあったが、ササが綺麗に刈られている縦走道を南下する。杠葉尾分岐を過ぎ朝明渓谷からの新登山道分岐を過ぎるとハト峰に着く。
 ハト峰の周りは樹木に囲まれているのだが、ここだけが何故か白いザラザラ砂で、まるで土盛りされているようだ。御在所岳・国見山からも低山ながらも確認することができる。風を避け岩陰に隠れて食事にする。

ハト峰峠から下山する予定でいたが山行には丁度良い気候なので水晶岳までの歩くことにする。

ハト峰峠から登り返すと砂地の斜面でズルズルと滑り、冷えていた身体から汗が出てくる。振り返ると釈迦岳のガレ場が見えるところまで登っているが、食後(アルコール入り)の登りは多少とも堪えた。金山に着くが樹木が茂り展望は良くない。

中峠までくる。ここから下山しようかと迷ったが、欲を出して直進する。右前方に、なだらかな稜線の頂が見える。「おそらく水晶岳だろう」と思い水晶岳分岐に注意しながら歩く。

展望の良い水晶岳頂上に立つ。釈迦岳よりも御在所岳の方が近くになっている。ササのヤブ漕ぎがなかったので、ここまで来られたが、よく歩いたものだと感心する。
分岐まで戻り、中峠と根ノ平峠のどちらに下山するか迷う。遠回りだが、まだ行ったことが根ノ平峠から下山することにする。

 迷うことなく根ノ平峠で左折して伊勢谷を下る。疲れも溜まり歩きが遅くなる。「中峠を下山していたら今頃、駐車場に着いている頃だろうな〜」と思いながら、だんだんと黄葉と渓谷が美しくなる伊勢谷を下ると林道に出て、朝明渓谷へ下って行く。

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