テクテク生石ヶ峰

笠石 葛城山・竜門山方面 和歌山市方面

平成10年10月25日 生石ヶ峰(おいしがみね) 870m 作成平成14年6月

【京阪神ワンデイ・ハイク】

R26〜R42〜R370〜県道180を南下する。『宮』と書かれた地名で、道は二股になっている。どちらかに進むのか分からず迷う。近くにあったバス停に行くと『小川宮』と書かれていた。目的地に着いていた。梅本川を渡った所にある農協にバイクを置く(トイレ有り)が南忠橋を渡り約50m先に数十台の駐車場があった。

4:50自宅〓137km〓7:45〜8:10農協に駐車〓8:35南忠橋〓45大観寺〓58バス停『中田』〓9:05不動辻〓立岩不動〓9:30不動辻〓46竜王水〓10:35〜11:50生石ヶ峰・散策・食事〓12:03生石(しょうせき)神社〓14:05農協着

 梅本川に沿って車道を南へ進む。前方に生石ヶ峰のゆったりした山容を見ながら歩く。高露橋、南忠橋と続けて2本の橋を渡ると、直ぐに『おいしハイキングコース』の道標が有り、急な小径に取り付く。
再び車道に出た大観寺では、集合場所にしているのかハイカーが集まっていた。車道を上りバス停『中田』に注意しながら歩く、橋を渡ると道は二股になる。左に進むと直ぐにバス停『中田』があり、ここからハイキングコースを登ると、カシの古木がある不動辻に着く。

左がハイキングコースだが、立岩不動に寄り道することにする。右の広い道を沢沿いに歩くと道標がある。道標に従い細道へ下り、沢を渡ってから戻るように山腹を巻くと古びた立岩不動尊が大岩の下にあった。
不動辻まで戻りハイキングコースの右へ、やっと山道らしい急な道になる。途中に竜王水の標示があるが水場の面影は全くなくない(車道で涸れてしまったか?)。少し先で車道を横切り登る。しっかりした道だったが記憶が薄れてしまっているが、写真も写していないので展望の効かない雑木林だったのだろう。
別荘地内を通り生石山荘過ぎるとエンジン音と大勢の人声が聞こえてくる。階段を登り、車道を横切って更に登ると、視界が広がりな生石高原中央に出てくる。

 想像していたより雄大な風景だった。大阪近辺にこんな高原があるとは知らなかった。展望を見ながら笠石方向へ、ドライブの家族連れが多く、殆どがコンビニ弁当を食べている。時代が変わったのを痛感する。生石ヶ峰山頂が幾分静かそうなので、山頂で食事することにして、ススキがなびく草原を登る。

 一等三角点の生石ヶ峰頂上はファミリーがいなかったので静かだった。霞んでいるが360度の展望を見ながら食事にする。残念ながら和歌山県の山は勉強不足で殆ど山名が分からない。でも先週登った竜門山はわかったが・・。紀伊水道・和歌山港などの海岸線が望まれ遠くは淡路島まで望まれた。広々した山頂からみる大パノラマは気持ちまで雄大になる。

 下山、ガイドブックに従い東に下るが、北面にも道があった。下ると北面からの道と合流し、南に向きを変えて広い坂を下ると樹林に囲まれた生石神社に出てくる。本殿の背後には御神体の巨岩がある。誰もいない神社は静寂の世界だった。

 旧札立峠へは林道を左にとる。山頂からの車道と出合い、下ると右に小祠がある。ここが旧札立峠だが峠の面影はない。
このすぐ先で、山道の1本松コース』を下るが入り口は植林の道だったと記憶している。再び車道を横切った後は、単調な植林と雑木林が茂る道を尾根伝いに下る。やがて民家が見え出し『さくらの小径』の道標が現れる。この辺りから足の裏が痛くなり足を庇うようにして歩くようになる(山頂で食事中に正座のような座り方をして、つま先を立てていたのが悪かったようだ)。『さくらの小径』下ると小川宮に下りて来る。

 生石高原に上る車道と交差しながらの山行で、いささか不満が残ったが、生石高原からの雄大な風景は値千金だった。

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