テクテク御池岳

コグルミ谷   ボタンブチより天狗堂・ 日本コバ遠望 


平成9年4月27日 A御池岳1247m 真の谷〜船越峠 晴れ 作成平成13年12月

三回連続して鈴鹿の山に。花観察と展望に期待して登る。

5:40自宅〓8:00コグルミ登山口登〓9:00〜08白船峠分岐〓33真ノ谷出合〓38鈴北岳分岐〓10:10御池岳・奥ノ平分岐〓10:30〜11:20ボタンブチ(食事)〓30御池岳(丸山)〓12:20真ノ谷出合〓13:00真ノ谷キャンプ適地〓25〜30白船峠〓14:06コグルミ谷出合〓14:50コグルミ谷登山口

立派な石碑が建つコグルミ谷登山口前に駐車。石灰岩が露出した伏流の谷で登山口から涸谷だった。タテ谷分岐辺りから残雪があり高木の美しい自然林になる。長名水の水場を過ぎると山腹道となり尾根に辿り着くと白船峠からの道と合流する。ここは峠に思えるが名前がないから違うのか?ここにはお目当てのカタクリが群生していて暫らく休憩を兼ねて観察する。

 そのまま道なりに真ノ谷源流部へ下っていくと、アズマイチゲ・ニリンソウが道端に咲く。左に下山コースである真ノ谷出合を過ぎ、御池岳への登りになると鈴北岳分岐を右に見て更に登ると石が点在した沢筋のような道になり登り辛い。登山道脇にはバイケイソウの新芽が陽を受けて輝き美しい。

平坦になると奥ノ平分岐に着く。右に行くと直ぐに御池岳山頂だが左折。日当たりの良い樹林下に花は咲いていないかと捜しながら歩く(庭園みたいなところ)と背丈以上のササに囲まれ、やがて奥ノ平の中心部へ。行き止まりになった所が小広くなっているがササが邪魔して眺望は見づらい。

戻る途中で左折して踏み跡のあるササ藪に入りボタンブチへ。前回は途中で諦めたが今回は気合を入れて再度挑戦する。前回と変わらないササの藪漕ぎだが覚悟ができていた為か以外に早くササから抜け出す。

岩場のボタンブチは南斜面が急激に落ち込んでいるため南方面の展望は素晴らしい。東から藤原岳・竜ヶ岳・釈迦岳・御在所岳・雨乞岳・綿向山・天狗堂・日本コバの山並みが見渡せる。展望は良いのに意外とハイカーは少なく僕たちが来たときは4人が食事中、途中で2人。食事を終えて出発する時に6人のグループが来ただけだった。

 来た道を戻らずにボタンブチから見えている御池岳山頂方向に歩く。ササに難儀することなく展望の効かない御池岳山頂に着く。山頂付近は100人はいるかと思えるハイカーが石灰岩に腰掛けて食事中。山頂の写真を取って早々真ノ谷出合まで戻る。

真ノ谷出合で右折して下る。静けさが戻るが白船峠分岐が分るか不安がよぎる。誰にも会わずに真の谷を下る。所々にカタクリが群生していて心が和む。本によるとキャンプ場適地に分岐があるらしいが所要時間が過ぎていて不安になったが広くなった所に出たときはホッとする。ここにはテープが付き、しっかりした道があった。疲れてきた身体には白船峠までの登りをキツク感じながら登るとボタンブチから御池岳の稜線が見えてくる。

白船峠の周りには一面にカタクリが群生していた。今日一番の群生地だった。峠に来るとハイカーが行き来するようになる。

コグルミ谷出合まで緩やかな稜線にはイワウチワが咲き疲れを忘れさせてくれる。やがてコグルミ谷出合に着き、朝登った道を下る。


トップ