テクテク古光山
凸凹した古光山の稜線 | 倶留尊山方面。天ヶ岳遠望 | 尖った南峰 |
屏風岩・国見山 兜岳・鎧岳 | 兜岳・鎧岳 |
平成8年12月8日 古光山こごやま 953m 曇り 作成平成13年10月
何処を出発点にするか迷ったが現地に着いてから決めることにして出発する。
5:50自宅〓8:00塩井集落駐車〓9:00大峠〓9:50南峰〓10:25古光山北峰〓10:55〜11:20食事〓13:30塩井集落駐車
塩井集落の手前辺りに車を駐車する。新しい道路が右に見えているが集落内の道路の方が近道に思えたのでそのまま歩く。山中の道路になると底冷えする。前方にはノコギリ歯のような古光山の稜線が、背後には兜・鎧岳が道路をカーブする毎に見え隠れする。
身体が温もらないうちに大峠に着くが登山口を捜すが見当たらない。ウロウロして斎場の裏側に登山口を見つける。登山口からは直線の急登、近くにある立木を持たないとずり落ちてしまう。振り返るのもバランスを失って滑り落ちそうな坂だった。
登り切るとヤセ尾根の岩盤になり樹木越しに室生火山群の山々が見える。
薄っすらと雪のある足元に注意してアップダウンを繰り返して最高峰・南峰(960m)の岩峰に立つと360度の展望が望まれた。しかし樹氷で有名な三峰山・高見山は雪雲がかかっている。
南峰から急なヤセ尾根を下る。林道から見えていたノコギリ歯の稜線を縦走するのだが、こんなに険しいとは予想していなかった。でも展望が良く、適度に緊張しての岩場縦走で楽しい。
数個のピークを越してササに囲まれた古光山北峰に着く。展望は樹木越しで期待したほどではなかった。曇り空で雪が積もっているので食事は諦めて後古光山へ向かう。
しかし、古光山北峰で下山道は1ツしかないと思い北方向に下山してしまう。途中で気付くがそのまま植林内を降りる。途中で山仕事の小屋があったので、ここで食事をする。
林道に出る。右か左か、分からない。左へ行くが緩やかに登っているようなので引き返し右へ。やがて東海道自然歩道と合流してバス停『太郎路』に出て曽爾川の流れを見ながら歩くとカワガラス・セグロセキレイ・そして美しい羽をしたカワセミを観察できた。反対側には異様な山容をした兜岳・鎧岳が真横にそびえている。
のどかな気持ちで歩いていると猿が慌てて逃げるのを見る。直ぐ後から軽トッラクに鉄砲を乗せた地元の人が来るがもう猿はいない。段々畑でも猿が群れてダイコン・ハクサイを僕らに警戒しながら食べているのを見る。軽トラックがウロウロ走っているのだが猿の方が賢いようだ。
曽爾村役場辺りから青蓮寺川に架かる橋を渡り駐車している塩井集落へ戻る。