テクテク武奈ヶ岳

青ガレ 八雲ヶ原・中峠分岐より 山頂より琵琶湖 山頂より蓬莱山望む
八雲ヶ原より 北比良峠より


平成8年11月3日 正面谷〜コヤマノ岳1181m・武奈ヶ岳1214m〜ダケ道 作成平成13年10月

参考【京阪神ワンデイ・ハイク】 

 高校時代に武奈ヶ岳に2回登ったことがある。その時は地図も持たずリーダー任せの山行だった(今でもこんな人が多いが・・)。どのコースを歩いたかも忘れていたが所々の記憶が残っている。今回登ったコースは若かりし頃、逆コースで登ったことを思い出す。その頃、大津から江若鉄道に乗り比良駅で下車。イン谷近くの山小屋に泊って、日の丸弁当を作って貰って登ったのを思い出すが山小屋は何処にあったのだろか。比良山の麓は堰堤が整備され昔の面影は残っていなかった。

6:00自宅〓バイク〓7:15〜30イン谷バス停〓正面谷〓7:55大山口〓8:20かくれ滝〓36青ガレ〓9:15金糞峠〓10:10中峠〓30コヤマノ岳〓55〜11:45武奈ヶ岳頂上〓12:30八雲ヶ原(八雲ヒュッテ)〓55比良ロッヂ〓ダケ道〓14:05大山口〓25イン谷バス停着

 イン谷バス停前・出会小屋を左へ、紅葉しかけの正面谷を登るが堰堤工事中の広い谷になっていた。大山口分岐を過ぎると山道らしくなる。途中かくれ滝の標示があったのでよって見ると落差7mほどの小ぢんまりした滝を見ることが出来た。

 戻り正面谷を登る。ガイドでは落石注意とあったが、気にするほどではないと通過するが、平成11年10月30日に利用した時にはダンプカーでもペチャンコになる巨大岩が登山道にあった。

青ガレまでは迷うような道もなく着く。沢を渡り、ガレ石の中を登っていると昔を思い出すがガレ場より樹木の占める割合が増えたように思える。上部を見ると紅葉している。振り返ると琵琶湖に朝日が当たりキラキラ光っている。ガレ場を過ぎると紅葉した自然林に入り高度を上げる。最後のガレ場を登ると金糞峠に着く。振り返るとV字に抉れた正面谷から一直線に琵琶湖が見える。

 直進して中峠へ下る。残念ながら期待していた紅葉は標高900m越す辺りから殆ど終わっていた。でも落ち葉を踏みながらヨキトウゲ谷のせせらぎを聞きながら晩秋気分を味わうことができた。左には落葉した樹木越しに見事にすり鉢形をした摺鉢山が望まれる。

 中峠に着く。右折してコヤマノ岳へ、なだらかな稜線を登ったように記憶しているが?琵琶湖が望める所に来る。薄っすらと伊吹山が見えている。ここがコヤマノ岳頂上かと思ったが山名板が見当たらないので、緩やかに登ると今度は緩やかに下っている。コヤマノ岳頂上を通過したようだ。八雲ヶ原分岐を過ぎ、八雲ヶ原からイブルキのコバ経由の分岐に出るとハイカーが多数。昔は大きなリュックを担いだ山岳部の若人とすれ違うだけで静かだったが・・。人のことは云えないが中年の小父さん、小母さんが目立つ。

そして武奈ヶ岳への最後の登りに懸かる。昔と同じように、抉れた滑りやすい道を急登(今は横に階段が出来ている)すると、展望が開けて広い武奈ヶ岳頂上に着く。霞んでいるが360度の展望を見ることが出来たが、何時かは白山・御嶽山を望みたいと思っている。

 武奈ヶ岳より下山する。予定通りダケ道を降りることにする。イブルキのコバ経由で八雲ヶ原を通り山上ロープウェイ駅を過ぎ北比良峠に着く。北比良峠からダケ道に入ると直ぐにお地蔵さんと神爾谷分岐がある。谷の上部にはロープウェイがマッチ箱のように小さく見え、その奥には釈迦岳の岩壁は紅葉していて美しい。静かな尾根道になり色付いている樹木を見ながら整備されたダケ道を下ると大山口に出て正面谷を下る。 

トップ