平成19年4月1日 A大洞(おおぼら) 1013m A尼ヶ岳(伊賀富士) 958m

 近畿地方の南部以外は朝方までに雨が止み、午前中は晴れの予報なので、期待して出発する。道の駅『みつえ』でトイレ休憩、ここから見える大洞山はガスがかかっていた。
 11年ぶりの三多気。国道368号線を左折すると桜並木(殆どが蕾)が続き、以前と変わらないと思ったら、上部で三差路になっていて、広い駐車場が出来ていた。ここに駐車すればよいのに、0、8km先の真福院まで車で上がろうと、左の広い道を走ると方向が違うようだ。三叉路まで戻り、真ん中の小型車がやっと通れる狭い桜道を走る(帰りは右の少し広い道を利用。)と真福院前の駐車場(10台ほど)に着く。



7:00真福院駐車場〓32三多気キャンプ場登山口〓8:20〜32大洞山雌岳〓8:52〜9:15雄岳〓9:44倉骨峠〓58大タワ〓10:28〜12:00尼ヶ岳(昼寝)〓12:48倉骨峠〓13:52林道出合〓14:10三多気キャンプ場登山口〓14:20真福院



ガスが切れた大洞山。期待が膨らむ。

真福院前より学能堂山と車で上がった狭い道

真福院

登山口より大洞山

急な石段の登りが続く

モデル(細君)は先に登ってしまった。

雌岳山頂

 真福院に参拝してから左の林道を歩くと東海道自然歩道と出合い、大洞山登山口(キャンプ場)に着く。ここからは階段の急登が雌岳まで続く。風邪気味か花粉症なのか鼻が詰まり、思うようにピッチが上がらず。途中からは細君が先に登ってしまい相当遅れて雌岳に着く。
 展望の良い大洞山雌岳なのだが、ガスがかかっていた。麓に別荘がある単独の女性が朝食中で、暫らく山談義をしてガスが切れるのを待つが駄目だった。
 雄岳へ。夜半の雨で滑り易い急斜面を下り、未だ濡れているササ道を登り返すと直ぐに雄岳だった。
ガスが一瞬でも切れたらと思い暫らく待機するが・・。


山頂手前のササ道

大洞山(雄岳)

【尼ヶ岳へ】


東海道自然歩道に出てくる。苑蜩エ山へ

倉骨峠

大タワ

東海道自然歩道と分かれて尼ヶ岳へ

尼ヶ岳直下のキツイ登り。
 尼ヶ岳へ。滑り易い植林内の道を下ると東海道自然歩道と合流し、2分ほどで倉骨峠に出て林道を横切る。
二ノ峰を西から巻くと一ノ峰で、階段の道を下るとベンチのある大タワに着く
大タワからは尼ヶ岳への急な階段になる。途中で東海道自然歩道は左に折れるが直進。以前はササとノバラが茂っていて登り辛かったが、刈られていた。しかし、きつい登りには変わりがない。
【尼ヶ岳頂上にて】

 

 ガスの尼ヶ岳だった。記念撮影を済ませて風を避けて食事する。何時ものように洋酒のお湯割を飲むと酔ってしまう。食後、横になるとガスのお陰で太陽を直視できる暖かさで、気分良く夢を見ながら寝ていた。登ってくるグループの声に起こされて、一瞬何処にいるのか分からず。

ガスの切れ間から見えた大洞山。

【尼ヶ岳より下山】


下山、立ち止まり大洞山が見えるのを待つが・・。

大洞山巻く石畳の道。

石畳からの尼ヶ岳。

雌岳を巻く石畳の道。

登山口に戻ってくると尼ヶ岳が・・。

三多気の桜と学能堂山。

 尼ヶ岳頂上のガスは切れかかっていたが下山する。
 倉骨峠まで戻ってくると雄岳が見えている。登り返そうか迷ったが東海道自然歩道の石畳道も歩きたい。次の桔梗平の大洞山分岐で決断することにする。
石畳道を歩く。山斜面は火山活動で噴出した大洞石に苔が付着して美しい。更に樹木越に尼ヶ岳が見える。
水場付近で土砂崩れの箇所(大洞山分岐に通行止めの表示あり)があったが何とかと通過する。
 桔梗平に出て来ると大洞山分岐があった。山頂はガスの心配はなくなっているが、今度は黄砂で前回のような遠望は望めそうにない。山頂を諦めて下山することにする。
 自然歩道の道標に従い歩くと林道に出てくる。右へ50mほど行くと林道は分かれていた。右が自然歩道だが、左の道に『三多気』の標示があったので左へ。林道を20分近く歩くと朝の登山口に戻ってくる。
 登山口からは雌岳がよく見えているが、登る元気はなくなっていた。林道を歩き真福院へ下る。
暖冬で2月11日には咲いていたユキワリイチゲの残り花を観察後、帰宅する。


三多気の花

平成8年11月24日 大洞山1013m・尼ヶ岳(伊賀富士)958m 作成平成13年10月


真福院にて

から高見山・古光山・二本ボソ・倶留尊山

雌岳より。尼ヶ岳望む

尼ヶ岳(伊賀富士)

石畳道

石畳道より伊賀富士

尼ヶ岳より大洞山雌岳・雄岳

 前日夜、姉さん夫婦から電話がかかり今回の山が良かったと。早速地図を購入して出発する。
369を走り『三多気の桜』の道標があったので左折する。途中バスも止められる駐車場があったが更に奥に入る。集落を抜けて真福院近くにバイクを置くが、更に奥の三多気キャンップ場に駐車すれば良かったと。

6:00自宅〓バイク104km〓7:50〜8:05真福院駐車〓9:15〜27大洞山雌岳〓9:45〜50雄岳〓10:23東海道自然歩道出合〓35オオタワ〓11:00〜12:10尼ヶ岳〓12:52大洞山分岐〓14:10三多気キャンップ場〓14:17真福院

 真福院境内のカエデが見事に紅葉しているのに引き寄せられてバイクを置く。真福院を通り過ぎ北へ、美杉村青少年旅行村三多気キャンプ村に入り北に延びる階段を登る。キツイ整備された道だったが後は覚えていない。
 ススキの穂がなびく三角点のある大洞山雌岳からの展望は360度で素晴らしい。山容の美しい伊賀富士と呼ばれる尼ヶ岳。そして局ヶ岳・三峰山・高見山・倶留尊山等が望まれる。
  雌岳から下山。一旦下るが思ったほど時間がかからずに雄岳に着く。雄岳からの展望も素晴らしいが最初に見た雌岳からの展望程は感激しなかった。
稜線を下ると左に林道が迫ってくる。右折して稜線から離れて下ると、東海道自然歩道と合流、更に下り倉骨峠を通りオオタワに着く。オオタワから尼ヶ岳への登りになる。自然歩道と分れササを掻き分けて急坂を登ると、展望が開け広い頂の尼ヶ岳山頂に着く。尼ヶ岳山頂からの展望も素晴らしい。微妙に変わる三座からの展望を眺めたことになる。ポカポカ陽気の頂上で食事をする。
 尼ヶ岳から下山する。「あれ。登って来た道何処?」判らなくなるが細君が覚えていた。何時もは、頂上に着いた時に確認しておくのだが、先に展望を見てしまい広い山頂をウロウロしてしまった。
 大洞山分岐まで戻り、東海道自然歩道を下ると火山岩で出来た長い石畳道になる。落葉した樹木越しに伊賀富士が見える。
  やがて明るく開けた桔梗平に出て、道標に従い自然歩道と分れ三多気キャンップ村に降りる。キャンプ場の紅葉も真福院に負けないほど見事だった。

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