テクテク天和ノ山

弥山・八経ヶ岳 釈迦岳の左下七面山


平成8年10月27日 大峰天和ノ山てんなのさん 1285m 作成平成13年10月

ガイド本【大峰・台高】

 本によると『展望の素晴らしさは超一級』と書いてある。今日は秋晴れになりそうだ。期待して出発するが放射冷却で寒い朝だった。天川村から県道46へ。バス停『和田』に注意して走るが、先に発電所と天和橋が見える。橋前の道路にバイクを駐車する。

5:55自宅〓バイク〓8:10〜25天和橋〓9:55尾根〓10:03川瀬峠〓10:40〜12:00天和ノ山頂上付近〓14:15天和橋

 登山口の道標がないので不安になるが、天和橋と発電所の建物があるので間違いないだろうと橋を渡り山に入る。送電線巡視道なので道はしっかりしていたが、単調な植林の道なので見るものもない。鉄塔付近では切り開かれて北側の展望が開けた所もあるが見える山々は植林された山で燃えるような紅葉とはいかなかった。

 尾根に出て左折、植林と自然林の混交林になるが黄葉も迫力に欠ける道が続く。7番目の鉄塔からは釈迦岳方面が望まれる。少し下ると川瀬峠に着く。南側には道があるが今でも利用されているのだろうか。

展望を期待して稜線を歩く。木越しに大峰の主峰八経ヶ岳と思われるのが見え隠れしている。北側は樹木が茂り展望がない。やがて展望が開ける。

東側が刈り払われて大峰山脈心臓部の峰々が正面にずらりと並ぶ。弥山・八経ヶ岳・釈迦岳に連なる稜線は壮観だ。適当な空間がないので登山道に腰をおろして食事にする。

眼前に稲村岳から釈迦岳の奥まで望めるが山越の展望がないので、今日みたいな快晴の日に登るのは勿体ない気持ちになる。展望を2回見損なった釈迦岳に登れば良かったと後悔する。

食事してからリュックを置いて頂上へ。3分程で天和ノ山頂上に着く。展望は稲村岳方面だけが望めた。往路を戻るが誰にも会わなかった山行だった。

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