テクテク霊仙山

伏流水の谷山谷 最高点 三角点 経塚山より非難小屋方面

平成8年5月12日 霊仙山1084m 曇り 作成平成13年9月

 R1→R8→R21を走りJR醒ヶ井駅前を右折して名神高速道下を潜り川沿いに走ると二股に分かれる所が上丹生。右の醒ヶ井養鱒場方向に入ると直ぐに駐車場(無料)があるので、ここにバイクを置く107km。

5:55自宅〓バイク107km〓8:00〜15上丹丹生・駐車〓50屏風岩(駐車可)〓10:00くぐり岩〓20〜40うるしが滝〓12:10〜40霊仙山・三角点〓14:30汗ふき峠〓15:55着〓桐生でコーヒー〓19:20枚方

 二股まで戻り谷山谷に入る。浄水場の二股を右に行くと対岸に屏風岩(駐車可)が現れる。ここから山道なり、道端にはイチリンソウ・ニリンソウ等が可愛く咲く谷道を登る。途中で山腹コースの道(H10・8下りに利用。遠回りで時間かかる。ヒルが谷間にいた。)と分かれ谷道を登ると、石灰岩が露出した伏流になる。地図では、上流に漆ガ滝があるのだが・・、コースを間違っていないか不安になる。再び流れが戻り安堵するが滑り易い道になる。
くぐり岩と書かれた岩間を通り、更に登ると滝音が聞こえてきて、漆ガ滝に着く。滝へ下る道があったので下ってみる。2段になって流れ落ち、こんなに水量があるのに伏流となるのが不思議に思える。戻り道標に従い滝の左岸を登ると暫く緩やかな沢道になる。夏でも涼しそうで、これからも花が多く咲きそうな谷だ。やがて右の谷に入ると、急坂になり沢の流れがなくなり滑り易い道になる。

山腹コースの道と合流、更に登るとクマザサが現れ、稜線に取り付くと柏原からの登山道と合流する(初めてのコースでは地図と合致する地点に来るとホッとする。)。
背丈前後のクマザサが茂る稜線を歩くと、パッと展望が開け避難小屋が見えてくる。山頂付近は、ガスが懸かると方向を間違えたり迷ったりするらしいが、今日は高所に雲があるので安心。
草原状の避難小屋のあるピークに着く。前方には経塚山・霊仙山・最高峰(1098m)の大きなコブが見え日陰の斜面には残雪が残る。

帰りの分岐点、経塚山を越し、最高点分岐に着く。左に最高点が見えるが三角点と比べると、どちらが高いか分らない。見えている三角点へ、緩やかな草原道を歩く。振り返ると経塚山のピークがどれか分らなくなっていた。ガスが懸かると恐い山だと実感する。

霊仙山の三角点に着く。カルスト地形の山頂から360度の展望を期待していたが、今日は霞んでいて琵琶湖が薄っすらと見える程度。花も少なかった。風を避けて東斜面の石灰岩の陰で食事する。

 経塚山まで戻り左折、三角点から見えていた鳥居の場所にお虎ガ池がある。小さな池の周りにはショウジョウバカマが咲いていた。池を過ぎると背丈以上のクマザサになるが広く刈られていて助かる。ササを過ぎると晴れていれば暑そうな急坂を下るが、あまり花が咲いていない。やがて自然林内の下りとなり汗ふき峠に突き当たる。右折して廃村になった榑ガ畑くれがはたに出てくる。清水を利用して缶ビール・ジュースが売られていた(無人)。飲みたいが全部汗になってしまいそうなのでガマン。石垣だけが残る廃村内で道が途切れる。途切れたのではなく沢の流れが登山道だった。

沢に足を入れ杉林の廃村を下ると無事に林道に出て来てホッするが長い林道歩きが残っていた。

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