平成26年7月25日(金)〜26日 (西穂山荘テント泊) 西穂高岳 2909

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 7月21日に梅雨が明けた関西。「西穂高岳に登るぞ!」と宣言したが、梅雨明けしても、おかしな天気が続く。梅雨明けしていない北陸地方の影響か飛騨地方も雲の多い日々が多く、決断できない。必要以上に天候(展望)に固執する私です。
何時でも出発できるように、出番を待つ60リットルリュックを見ると焦る日々が続いたが、やっと前日の昼過ぎに決行することを決めた。

 深夜2時に枚方を出発する。東海北陸自動車道・飛騨清見IC〜高山ICから国道158号〜(平湯)〜国道471号〜(栃尾)〜県道475号を走り『市営新穂高第三駐車場、登山者用無料駐車場』に6時30分に到着。駐車場は満車だったが止めても邪魔にならない所に駐車する。 枚方から325km

 駐車場から新穂高ロープウェイまでは10分もかからない。途中にある『』で登山届けを提出し、トイレを拝借する。
7時40分から新穂高温泉駅前で並ぶ。平日のため乗客の列は少なく臨時運行はなく始発の8:30まで待つことになる。

第1・第2ロープウェイ往復1人2800円(JAFカード提示で200円引き) 片道荷物300円×4 二人で計6400円
 

25日 
8:55西穂高口駅〓10:10〜10:54西穂山荘(テント設営・軽食)〓11:14丸山〓12:20〜25西穂独標〓13:14ピラミッドピ−ク〓13:22〜13:40撤退地点(昼食)〓13:51ピラミッドピ−ク〓14:25西穂独標〓15:09丸山〓15:28西穂山荘

2日目へ
26日 4:30西穂山荘〓4:50〜54丸山〓5:49西穂独標〓6:25ピラミッドピ−ク〓7:28〜8:23西穂高岳〓9:18ピラミッドピ−ク〓9:41西穂独標〓10:30丸山〓10:45〜11:14西穂山荘〓12:30西穂高口駅 〓買い物・散策〓13:37駐車場

1日目       

市営新穂高第三駐車場、登山者用無料駐車場は満車、何とか駐車できました。
予報では朝曇りのち晴れの予報。
計画では明日に西穂高岳に登る予定で出発したが。

余談;今までは一人で大きなリュックを担ぐことができませんでしたが、2年間の朝のラジオ体操のお陰で
腕が背中に回るようになり担げるようになっていました。 今回のリュックの重さは14キロ(ウェストバック含)程かな。

新穂高センターで登山届け提出。トイレ拝借。

今日は平日なので始発は8:30。臨時便を期待したが。

急傾斜38度の区間

笠ヶ岳見えず。

第2ロープウェイへ移動。

第2ロープウェイからの焼岳。


登山口の西穂高口 8:55

キヌガサソウ

山頂へは明日の予定でいたので、のんびり散策。

抜かれてばっかりです。

12キロ程ある細君のリュック。

涼しくて意外と楽に西穂山荘に着きました。今日、西穂高岳に登ることに変更する。

撮影場所にテントを張る。

軽く腹ごしらえをする。

西穂高岳まで2.4km。楽勝におもわれたが。

霞沢岳&マイテント(中央)

サブリュックで登るつもりでしたが小さすぎました。

青空が見え出しました。しかし気温も上昇

眼下には大正池

ガスが無ければ中央付近に笠ヶ岳が望まれる。森林限界を過ぎても無風でした。暑いです。

焼岳。

丸山からの西穂独標への稜線

ハクサンシャクナゲ

イワツメグサ

リンネソウ

ゴゼンタチバナ


高度を上げると晴れてきた。

陽が差し込むと暑いです。 枚方は38度だったようですが、ここは気温25℃、 未だ上昇しそうです。 無風での高所の登りは辛いです。
西穂高に辿り着けるか不安になりだした私です。 中央;西穂独標

前穂高岳かな?

険しくなってきました。12峰を通過して西穂高岳へ。

落石には最新の注意を。登山用ヘルメットを着用している登山者も多いでした。

やっと独標(11峰)に。笠ヶ岳が望めるようになる。

独標より  岳沢  左;西穂高岳  中央;前穂高岳  右;明神岳 
独標からは11〜12の峰が連なり主峰の西穂高岳へ。


上高地からも素晴らしい風景が観えていることだろう。

独標から急降下します。細君が下るまで待機。
高所恐怖症の方はここまでのようです。

イワベンケイ

ミヤマダイコンソウ

ミヤマキンバイ

                   ハクサンイチゲ                    

シコタンソウ

ミヤマシオガマ

ミヤマゼンコ

イワオウギ

コケモモ

ツマトリソウ

タイムリミットが迫っているが。ピラミッドピークへ。暑さで水分の補給が更に増え、水の心配も出てくる。
中央;独標の登山者。 左;霞沢岳  右;乗鞍岳

眼下に独標&上高地

独標からは更に険しいアップダウン。登山者が少なくなる。
 右端;西穂高岳

8峰のピラミッドピークからの西穂高岳。 

ピラミッドピークにて。 背後に乗鞍岳

ピラミッドピークからの西穂高岳。   未だ余力はあるが撤退も考えるように。 
(左端の峰を越したコルで撤退を決意) 穂高岳にはガスがかかる。

13時22分 撤退地点。
暑さと空気の薄さで体力を消耗した(私だけ)。ここから西穂高岳まで1時間かかるかも知れない。
水も少なくなり撤退を決める。昼食後に下山。

「先の登山者は達成感を味わいながら下山しているのだろうな。」 私達は・・。「かぁちゃん、ごめんね」

ピラミッドピークまで戻る。

コガネイチゴ

ヤマブキショウマ

シナノキンバイ

イワギキョウ

ハクサンフウロ

メタカラコウ   クルマユリ

西穂山荘に戻ってきました。未だ余裕のあるキャンプ地。

未達成で落ち込んでいるが、夕食準備前に至福の一杯。

夕暮れ時の霞沢岳


食欲はなかったが済ませる。
陽が陰ると 刺す蚊に悩ませられ
テントに避難するが、狭いテントに二人も入ると蒸し暑い。
明日はのんびりと散策後に午前中に下山する予定で
20時に寝るが眠れず。
(直ぐに眠れる性格なら山小屋に泊まる)

眠りが浅く3回ほど夜空を見上げると満天の星と流れ星。
2日目は快晴が望まれそうだ。やはり達成感を味わいたい。
筋肉の疲労も少ない。
軽い高山病には身体も適応しただろう。
問題は暑さですが、亀足でも早朝から登れば。

3時前から穂高縦走の登山者で騒がしくなってきた。
朝から快晴になりそうだが、昼前には雲がわいてきそうだ。

3時半に私達もテントを撤収する。
蚊はいなくなったが、こんどはブヨに数箇所やられる。

大型リュックにテントなどを詰め込み
山荘屋外にある荷物棚に置いて
サブリュックと細君のリュックで出発する。


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2日目(26日) 昨日のリベンジなるか西穂高岳

4:30西穂山荘〓4:50〜54丸山〓5:49西穂独標〓6:25ピラミッドピ−ク〓7:28〜8:23西穂高岳〓9:18ピラミッドピ−ク〓9:41西穂独標〓10:30丸山〓10:45〜11:14西穂山荘〓12:30西穂高口駅 〓買い物・散策〓13:37駐車場


食欲はなく朝食を食べずに出発する。

御来光直前の清閑な地球。丸山付近まで来ると地球が広がる。
南アルプスそして手を合わせ富士山を拝む。

富士山と甲斐駒ヶ岳 

眠りから目覚める山々。 地形状、御来光を拝める地点はないようだ。
左から霞沢岳 上高地 乗鞍岳 焼岳 

白山にも朝陽が。

笠ヶ岳  抜戸岳

独標からの笠ヶ岳
北西からのそよ風で汗も出ずに着いてしまう。前日の辛さを思うと飛んできたみたいだ。

白山

独標で山小屋の朝弁を食べていた鈴鹿市の女性と出会う。
岩稜を登る彼女。小1年の時に家族と登った経験があるとか、○○年ぶりの西穂登山。
こんな岩稜歩きが大好きだと云っていました。

単独で登るだけあって頼もしい彼女です。私たちを引っ張ってくれました。

ピラミッドピーク

昨日は丸山から2時間かかったが今日は1時間半。
北からの風が心地よく、汗もかかず。疲れを全く感じない

西穂・奥穂・前穂 明神岳

富士山・南アルプスの甲斐駒ヶ岳・北岳・間ノ岳・塩見岳等が見えています。

南アルプス&中央アルプス(一番高いのが木曽駒ヶ岳か)

乗鞍岳 焼岳(昨日は噴煙が見えたが今日は風で見えず)


昨日の撤退地点を通過し順調に登る。

明神岳の遠方に八ヶ岳

アオノツガザクラ

ミツバオウレン

ミヤマシオガマ

タカネスミレ

西穂高岳への最後の登りです。浮石の少ない印のある箇所を登るほうが安全。
自分のためでは無く、下の登山者のために。


岩肌が冷たくて気持ち良く、四足で登ります。


西穂高岳頂上
大汗掻きの私が汗を掻かずに登頂です。
お陰で、楽々登山をすることができました。
下山も気温が上がらなければいいのですが。



槍ヶ岳を入れて記念撮影。

パトロール中かな? 槍ヶ岳

富士山&南アルプス


笠ヶ岳 抜戸岳 黒部五郎岳 双六岳 方面

抜戸岳〜槍ヶ岳

中央;双六岳 中央奥;薬師岳

槍ヶ岳〜奥穂高岳。


展望を楽しんだ後は朝食ですが食欲がありません。


山頂で山座同定してくれたのが、ブンゲンで出会ったKIKIさんご夫妻でした。(KIKIの山行き
奇遇に驚きです。
周りの迷惑を考えずに大阪弁で会話してしまいました。

名残惜しいですが下山。日本海側から雲が流れてきます。 早朝登山してよかったです。

乗鞍岳の奥には御嶽山が望めました。

上高地の河童橋

滑らないように尻セードで???。


ピラミッドピークを通過

独標を通過すると今朝8時始発のロープウェイからの登山者とすれ違うようになり賑やかに。

乗鞍岳・焼岳にガスがかかってしまう。 白山も見えなくなっていた。

丸山付近のケルン。  この展望も見納めです。
ハイマツ帯に入ると風がなく、急に暑くなり、息苦しさを感じながら雑踏の登山道を下る。

西穂山荘に戻ってきました。夜は布団1枚に二人。熱気で暑い夜だったとか。

テント場もヘリコプターの荷揚げ場所が少し空いているだけだった。

荷物置き場もいっぱい。

帰りは整理してもきっちりと収まらず。ゴミをぶら下げて。
気温が上昇、そして無風で、今日一番の辛い歩きがロープウェイ乗場まで続く。

マイヅルソウ

左;西穂高岳

西穂高口駅の展望台より。

下界は暑いですね。 新穂高センターで下山届けを提出し、平湯温泉に入浴後、帰路に着きました。

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